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例年と違うアングル [雑感]

今日は8月6日、ヒロシマデー。原子爆弾が投下されてから61年目を迎える。新聞もテレビも例年とは違うアングルから、原爆ドームを写し出している。それというのも、川の方から見ると、今までは原爆ドームの頭上には、空しかなかったのに、今年は、後ろ側に、大きな背の高いビルが建ってしまい、世界に向けて伝えつづけていく、モニュメントとしての役割が薄れていくのではないだろうかと懸念している。被爆者も平均年齢が73.5歳と高齢化してきており、世界で唯一原爆を投下された国日本としての事実が風化していかないような努力が必要だろうと思う。そんな中で、4日の広島地裁の原告41名全員を原爆症と認める判決が言い渡され、被爆者から国へ援護策充実を求める声が高まっているのは、嬉しいニュースだ。そこに至るまでには、多くの方々の努力があってのことだろうと思う。
8月6日・・・広島市では、背の高いビルを背景に、原爆ドームを眺めた人がどれくらいいるのだろうか?そして、どういう風に受け取ったのだろうか?
長い時間を経ても、事実が風化しないことを遠くから、願って見守りたい。
また若い世代の人も、心ない行動に出ることなく、平和を願う心を持ち続けて欲しいと思う。


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