お母さんはカメ ! [書籍]
先日NHKの番組を見ました。とてもよかったので、こちらにも紹介したいと思います。
2004年12月にインド洋スマトラ沖の海底地震で大津波が発生しました。この津波は、アフリカ東海岸にも達し、ケニアの海岸沿いにいたカバの群れにも襲いかかりました。家族を亡くして一人ぼっちになったカバの赤ちゃんが海岸にいました。人間が恐くてしかたないカバの赤ちゃんを村人達は、一生懸命に助けようとします。そうして、ようやくカバは、サンゴ礁の海から自然公園に運ばれました。
中心になって一生懸命に助けてくれた人の名前を取って、オウエンと名づけられたカバの赤ちゃんは、自然公園で130歳のゾウガメのムゼイに出会います。それからというもの、カバのオウエンは、まるで、自分の母親のようにムゼイと寄り添って暮らすようになったのです。
テレビで見ていたら、オウエンがムゼイの尻尾を噛んで、前に進むように促したり、ムゼイがオウエンの足を噛んで、一緒に歩くように促したりしていました。何だか、離れられない二人という印象を受けました。
ある日のこと、獣医さんがゾウガメのムゼイを診察しようとして、ロープをムゼイの体にまわして引き寄せようとした時に、カバのオウエンが、必死で「何をするんだ!」とムゼイをかばって、獣医に立ち向かっていく姿が見られました。
それは、まるで自分の家族を守る姿そのものでした。
テレビ番組を見たせいで、本よりも詳しく説明してしまいましたが、本は、児童書のコーナーに置かれていました。写真を見ると、ほのぼのします。日本語の本は、タレントのベッキーさんが初めて翻訳されたのだそうです。「生きていると、思いもしないところで友達ができる」というようなコメントを彼女は残しています。
動物は話してくれないから、人間には、動物の考えていることが伝わらないことが多いけれど、この実話を読むと、とても心が温かくなりました。
もし、興味がおありでしたら、書店の児童書のコーナーに立ち寄り、手にとってみて下さい。
わーすごいですねー
この話は知らなかったです。今度時間があったら見てみます。
by 花火師 (2007-02-07 00:18)
この話、わたしも知りませんでした。
でも知らなくてよかったとも思います。なんて素敵な話なんでしょう!
生きるもの同士は、言葉以前に感じるものがありますよね。
人間もきっとそうだと思います。でも、やっぱり言葉で責任をもつ関係だから、こんな真っ直ぐな心のぶつかり合いを見せられると、感動させられます。そしていろいろ考えさせられます。
by 鯉三 (2007-02-07 01:15)
まさに、凸凹コンビ!!
by たいへー (2007-02-07 12:30)
素敵ですね、記事の写真を見るまで「ムゼイ」がこんなに大きなカメだとは
思わずに大きなカバに踏みつけられないかと変な想像をしてました(笑)!
「生きていると、思いもしないところで友達ができる」良い言葉ですね^^
by purimaro (2007-02-07 12:33)
素敵な話ですね~。 心が温まりますよ。
ぜひ、読んでみたいです。
温かいコメントありがとうございました。
なんとか復帰できました。
ご心配をおかけして申し訳ありませんでした。
by (2007-02-07 13:55)
>花火師さん
こんばんは。何だかほのぼのしますよー。書店を覗いてみて下さい。
>鯉三さん
こんばんは。本当に素敵なお話しだと思います。
私はテレビで2人の映像をたまたま見ることができましたが、何だか信じられませんでした。2人で仲良く寄り添って歩いているのですから。獣医さんに飛び掛ろうとするカバのオウエンを見たときには、感動さえ覚えました。
人間は言葉にコミュニケーションを頼りがちですが、言葉の通じない相手に、こんなに純粋に接することのできる素晴らしさってあるのですね。
初めは別のカバの集団にオウエンを入れようかとも思ったそうですが、ひょっとして、攻撃されたり、仲間はずれになったりすることを懸念して公園の係りの人はやめたのだそうです。
ゾウガメに出会えて、オウエンは幸せだと思います。また最初は一人になりたくて嫌がっていたそうですが、ムゼイもオウエンを受け入れて友達?親子?になることができました。こんなハッピーな話しはないと思います。
by sweet_grass2006 (2007-02-07 19:06)
うわー、見たかった!!
ゾウガメもカバも大好きな動物です。
しかも、ものすごくいい話…。
この本はぜひ探して、買いますっ!
カバの子どもって可愛いんですよねー。
by ちゃっぴー (2007-02-07 19:09)
>たいへーさん
こんばんは。カバのサイズとゾウガメのサイズが近かったので、もしかしたらオウエンは、カメのことをお母さんと思ったのかもしれません。
>Balloonさん
こんばんは。すみません、説明が足りませんでした。
カメはゾウガメです。記事の方、訂正しておきました。
ベッキーさんがこの2人のことを知り、純粋に感激して言った言葉も輝いていますね。素敵、素敵!!
>シンナツさん
こんばんは。私はよく、自然のことや、動物などを扱った番組を見るようにしています。今回のこの番組は、本当に心温まりました。書店で、本も探してみてください。
一段落されたようで、安心しました。
ニュースで、これから、インフルエンザが流行るとか言っているので、ちょっと心配している私です。
ご自愛くださいね。
by sweet_grass2006 (2007-02-07 19:11)
いいお話ですね~♪
「生きていると、思いもしないところで友達ができる」、素敵な言葉。
人間も動物も愛情が、大事ですね~。
by ムーミン (2007-02-07 19:31)
>ちゃっぴさん
こんばんは。テレビの番組もよかったけど、本もいいですよ。 ↓のサイトに詳しく載っています。
http://www.nhk-book.co.jp/kabakame/
覗いてみてください。
>ムーミンさん
こんばんは。心温まります。
翻訳者のベッキーさんのインタビュー内容は、↓のところに紹介されていました。
http://www.sankei.co.jp/culture/bunka/061228/bnk061228002.htm
米国では、災害やテロで親を亡くした子供たちの心のケアにも使われているという絵本・・・なのです。
とても癒されます(*^.^*)
by sweet_grass2006 (2007-02-07 21:06)
私は以前新聞で記事を読みました。
写真があまりにも素敵なので
切り抜きしました(^^)
本が出てるんですね・・・泣いちゃいそう。
by hinagorogoro (2007-02-07 23:17)
さっそくこの本を図書館で借りてきました。
種を超えて思いやる気持ち、感動してしまいますね。
鳥羽水族館のジュゴンのウミガメのことを思い出しました。
ジュゴンとウミガメくんの友情のお話も
絵本になっているのでよかったら見てみてください^^
(『ふたりはいつもともだち』 作:もいちくみこ 絵:つちだよしはる)
by きみどり (2007-02-08 11:45)
>hinaさん
こんばんは。新聞に出ていたのですね。きっといい写真だったことでしょうね(^^)
私は英語の原書まで注文しちゃいました。
>きみどりさん
こんばんは。種を超えて思いやる気持ち・・・・
そうですよね。
ジュゴンとウミガメ君も同じように友情を暖めあっているのでしょうか?さっそく探してみたいと思います。
ご紹介ありがとうございました。
by sweet_grass2006 (2007-02-08 17:50)
読んでみたいです。本屋さんで探してみます(^‐^*)
違う種類の生き物でもこんなふうに仲良しになれるんですね。
カメを飼ったことのある知り合いがみんな、
カメは頭がよくて人なつこい生き物だと言っているのを思い出しました。
by りる (2007-02-10 00:56)
>りるさん
こんにちは。心がほんわかするお話しですよね。
カメはきっと頭のいい動物だと思います。それに130年も生きているから、経験も豊富なのかも?(^^)
本、探してみてください。
>かのとさん
ご訪問&Niceをありがとうございました。
by sweet_grass2006 (2007-02-10 15:30)
僕も偶然NHKでこの番組をみましたよ。
何ともかわいくて微笑ましい。
それも、カメとカバ!
爬虫類と哺乳類の関係で・・・驚きました。
本まで出版されていたのですね!
by 蟹道楽 (2007-02-12 19:29)
私も「ダーウィンがきた」で見ました。本になってるんですね。因みに、『オウエンとムゼイ』の関係に、「チビ(白文鳥)とわたし」はあります。家内がわたしをいじめる(?)のを見ると、チビは家内を攻撃します。ソレを思い出して可笑しかったです。もっとも当方の方は本になりそうにありませんが・・・
by 環虚洞 (2007-02-15 15:39)
>蟹道楽さん
こんばんは。テレビ番組をご覧になったのですね。
可愛かったですよね。特にカバのオウエンがカメに甘えて寄り添う姿が何とも言えませんでした。私は本屋で日本語の本を立ち読みしたので(^^;ゞ、今注文しているのは、原書の、英語で書かれた本です(*^.^*)
届くのを楽しみに待っています。
>閑居堂さん
はじめまして。番組、ご覧になったのですね。何ともほのぼのするし、人間よりもずっとピュアだなあと思ったりしました。
ところで、ご自宅にも、癒し系?の大切な存在が居てくれえるとは、閑居堂さんは、何て恵まれた環境にいらっしゃるのでしょう(^^) 癒し系の本が求められている今、「チビさんと私」、いい本になるかもしれませんね(^^)
by sweet_grass2006 (2007-02-15 18:55)
>purimaroさん
こんにちは。ほんとによい言葉ですね^^。
>かのとさん、チャッピィーさんへ
こんにちは。
ご訪問とnice!をどうもありがとうございました。
by sweet_grass2006 (2010-05-24 22:35)